2010年3月19日金曜日

『百萬・名古屋』いっしょに復刻しませんか

『百萬・名古屋』を知っていますか?
これは、昭和7年に名古屋文化協会から出版された名古屋の都市案内本です。
名古屋市の人口が100万人に達したのが昭和9年、当時の急速に近代化に向かう街の風景や人々の暮らしをまとめたのがこの本『百萬・名古屋」です。
著者はルポライターの島洋之助。
東京からやってきた島は、おでん屋をきりもりしながら、そこにやってくる人々から名古屋のことを聞き取りし、この本をまとめたのです。
島が参考にしたと思われる本が、『新版大東京案内』(今和次郎著、昭和4年中央公論社刊)、また、同時期同類の本として『近代大阪』(北尾鐐之助著、昭和7年創元社刊)がありますが、いずれも復刻されています。
なぜ名古屋だけ???
現在は、出版社もなく、もちろん絶版。
というわけで、ぜひ、復刻したい!という思いを共有できる皆さんと
復刻を現実にしたいと思います。
ご関心のある方は、「名古屋、この100年を考える会」に遊びにきてください。
また、メールでのお問合せも受け付けています。
 E-mail 100nagoya*gmail.com (浅野)
    *を@に返還してください。


名古屋、この100年を考える会について

はじめまして、
「名古屋、この100年を考える会」のブログです。

名古屋開府400年!ということで、
今年はいろいろとお祭りが開かれますが、
実は、私たちの暮らしを急速に近代化させた
「この100年」を捉え直すことこそが
現在の名古屋、これからの名古屋を考えるためには
大切なんじゃないか。
そんな思いで、
「名古屋、この100年を考える会」を立ち上げました。

といっても、かしこまった会ではありません。
私たちの暮らしの延長上にあるテーマを持ち寄り、
気軽にみんなで談話しましょう、という会です。
場所は、近代化のシンボルともいえる「文化のみち橦木館」。
http://www.shumokukan.city.nagoya.jp/index.html
事前申込不要、参加費不要(要入館料200円)で、
2カ月に一度、会をもちます。

● 2010年3月20日(土)
 14:00~16:00

 テーマ「夢を語りかけた3人の男たち
 
〜長野浪山、米田兵三郎、杉浦登志彦」

 ナビゲート:髙橋博久


● 2010年4月17日(土)
 17:30~21:00

 テーマ「幻の都市案内『百萬・名古屋』へようこそ」

 ナビゲート:岡本信也、兼松はるみ
 *この回のみブックマークナゴヤの参加企画のため、
  参加費1000円、要申込みとなります。 


  yoyaku@bookmark-ngy.com(氏名、TEL、E-mail、枚数
)


 ●2010年6月12日(土)14:00~16:00


  テーマ「モダニズムって貧乏?」


 
 ゲスト:鶴羽亭園造(糟谷護)


  *園造さんによる落語「貧乏長屋」を出囃子に、

  私たちの暮らしの中のモダニズムについて考えてみましょう。


●2010年8月8日(日)14:00~16:00


 テーマ「みんなで唄おう、大名古屋行進曲」


 ゲスト:伊藤今日子(三味線)


 *「♪名古屋よいとこ、日も夜も伸びる~」
 
 みんなで唄いながら、暮らしの中の音楽について語りましょう。


●2010年10月9日(土)14:00~16:00


 テーマ「都市の光と影~遊歩者・島洋之助」


 ゲスト:馬場伸彦


 *島洋之助の著書から、都市化が進展した時代の相貌を
 
浮かび上がらせてみましょう。


●12月、2011年3月の談話会の内容は決まり次第、ブログでご案内します。


ぜひ、お気軽にご参加下さい。